横手市平鹿町で8月11日、JA秋田ふるさと「平鹿町酒米研究会」(横手市平鹿町)の発足30年記念イベント「テロワール天の戸・稲の花見2018」が開かれた。
同研究会と「天の戸」の醸造元・浅舞酒造(平鹿町)が稲の穂が出る時期に合わせ、減農薬・減化学肥料などの基準を設けて酒米を栽培する両者の取り組みを消費者に知ってもらう機会にと「稲の花見」を企画した。
公募で集まった同酒蔵のファンや関係者など約140人が、酒米の栽培にも携わる杜氏の森谷康市さんの酒米を女優に例えるなどするユーモアを交えた解説を受けながら、「星あかり」「吟の精」など5品種の稲を栽培する圃場をバスで見て回った。
知人とグループで参加した小松香織さんは「稲の花を見ながら、実際にそのお酒を飲むのは新鮮な経験。さらにおいしく感じた」と話す。
「稲の花見」の後に市内宴会場で開かれた会では、功労者の表彰式や同研究会の発足からこれまでの取り組みを同研究会の農家が振り返るなどしながら、参加者らが懇親を深めた。