雪国よこて排雪作業軽減対策コンソーシアム(横手市朝倉町)が開発に取り組む日本版GPS準天頂衛星システム「みちびき」の事業が12月19日、内閣府の公募事業に採択された。
準天頂衛星システム「みちびき」を利用した実証実験を説明する岩根えり子さん
実証実験は、システムの高精度位置情報を基盤として利用し、道路上の雪の堆積状況を機械的に把握することで、横手市全域の排雪コントロールを最適化することなどを目的に行う。
排雪車両の高精度位置情報と排雪オペレーション画像から高精度排雪挙動データを生成し、道路における障害物の高精度位置データと組み合わせることで、排雪車両自動運転機能に必要なノウハウの蓄積を目指す。
来年3月15日まで約3カ月かけて実験を行い、約900万円の費用全額が内閣府から支給予定。コンソーシアムは、以下7者で形成する。
横手市、デジタル・ウント・メア(朝倉町)、秋田横連携IoT推進ラボ協議会(中央町)、エスツー(秋田市)、渡敬情報システム(横手町大関越)、NPO法人Yokotter(前郷一番町)、NTT空間情報(東京都台東区)。