「よこての全国線香花火大会」が7月21日、横手川蛇の崎川原(横手市蛇の崎町2)で開かれた。
横手市で開かれた「全国線香花火大会」で手持ち花火をする子どもたち
1999(平成11)年に国内での製造が中止され、2000(平成12)年10月に製造が復活した純国産の線香花火の製造支援と日本の伝統文化を残すことを目的に、2004(平成16)年から例年開く。
16回目を数える今年は、約7500人が来場。会場入り口で、東日本大震災で被害を受けた釜石市の園児に花火を送ることを目的に花火セットのチャリティー販売も行い、浴衣姿の親子連れなどが受け取った花火を楽しんだ。
線香花火長持ち大会や市販の玩具花火432個を使った打ち上げ花火、じゃんけん大会なども行い会場はにぎわいを見せた。
会場には、飲食ブースや高校生ボランティアが主体となって運営する縁日、友好姉妹都市の茨城県那珂市などもブースを構えるなどしてイベントを盛り上げた。
会場を訪れていた岩手県北上市在住の加藤咲哉君は「今年初めての花火ができてうれしかった。じゃんけん大会も負けてしまったけど、みんなと一緒にできて楽しかった。来年も参加したい」と振り返った。