旬菜茶屋「くらを」(横手市増田町、TEL 0182-45-3710)で3月18日、ワークショップイベント「ワノコト~みそづくり体験教室」が開かれ、10人がみそ造りを体験した。
「ワノコト~みそづくり体験教室」講師の羽場こうじ店工場長 鈴木雅秀さん
これまで「とんぼ玉づくり」や「塩麹(こうじ)づくり」などさまざまなテーマで10回のワークショップを行ってきた同店。この日は「みそ造り」をテーマに「羽場こうじ店」(横手市増田町)の工場長・鈴木雅秀さんを講師に招き、手作りみその仕込み体験を行った。
鈴木さんが麹を通常の3倍使用する甘口の「三重麹味噌(こうじみそ)」の特徴や、県産の大豆とコメ、天然塩などの原材料について紹介。参加者は麹をほぐしたり、大豆をつぶしたりするなどの作業を体験しながら、「今日仕込んだみそはいつごろ食べられるのか」「みその保管はどのようにしたらいいか」など、さまざまな質問を鈴木さんに投げ掛けた。家族で行ったみそ造りの思い出話をするなど、和やかに約2時間かけてそれぞれ10キロのみそを仕込んだ。
みそ造りが終わると、講師と参加者がそろってみそ汁で乾杯。「造ったみその食べ比べをしよう」「秋にこのみそでなべっこをしよう」など、さまざまなアイデアが交わされた。
秋田市から親子で参加した高橋紫さんは「初めてのみそ造りを楽しみにしてきた。手作業は大変だが子どもたちも楽しんだ様子。普段は麹の苦手な息子がみそ汁を平らげたのには驚いた」と感想を話した。
同イベントは今月27日にも開催予定。問い合わせは同店まで。