横手市交流センター・ワイワイぷらざ(横手市駅前町)で6月18日、起業家向けセミナー「横手市若手経営塾」が開かれた。
地元で活動する起業家らの交流の場を作ることを目的に、横手市で飲食店2店舗を経営する小松太史さんと、県内外で鍼灸院8店舗を展開する佐々木勇太さんが企画した。
3月に続き2回目となる今回は、市内外から21人の若手起業家らが受講。佐々木さんは、グーグル社のクラウドサービスを使う情報発信のコツなどを解説。ゲスト講師を務めた、秋田市で趣味などのスキルを売り買いすることができるクラウドソーシングサービス事業などを手掛ける会社を経営する東京都出身の高崎翔太さんは「秋田に眠るビジネスチャンス」と題し、移住者の目線から見た秋田県の可能性について講演した。講演後、参加者は高崎さんが発案したゲームで交流を深めた。
受講したNPO法人に勤める津川千穂さんは「前回に続いて2回目の参加だが、新しい発見があった。秋田ならではの人と人との繋がりを改めて知ることができた」と話す。
小松さんは「私たちがさまざまなジャンルの仕事をする中、若い世代や異業種が交流する場が少ないと感じている。多くの皆さんに参加いただきうれしい。成功や失敗の事例などを共有できる場になっているようだ」と振り返る。