横手市の冬の伝統行事「かまくら」の開催を前に1月18日、「かまくら職人詰所」の開所式が横手市就業改善センター(横手市条里2)で開かれた。
かまくらの制作に携わることができるのは、1年間の見習い期間を経て横手市観光協会の認定を受けた「かまくら職人」。開所式では、職人17人と関係者が作業中の無事故と祭りの成功を祈願した。
開所式には、初めての女性職人となる新人の遠藤綾さんも出席。「横手の伝統行事に関わりたいと思い研修を受けた。来場する皆さんの思い出に残るかまくらを作りたい」と意気込む。
職人の親方を務める北嶋勝雄さんは「無事、詰所を開所することができた。やっと女性の仲間ができたこともうれしい。みんなで力を合わせて、きれいなかまくらに仕上げて、来場者を出迎えられれば」と話す。
2月15日・16日に開催予定の行事へ向け、市役所前(中央町)と横手公園(城山町)に30基ほどのかまくらを制作する。