横手市四日町で5月、ジャム工房「フルラボ」が本格営業を始めた。
野菜ソムリエの資格を持つ加藤正哉さんが、生花店だった自宅の一部を改装しジャム専門店として昨年10月にプレオープンした同店。原材料の調達や加工などの準備が整ったことから本格営業に切り替えたという。
ジャムに使う原材料は、契約農家や自家栽培で採れた果物のほか、「ミネラルを豊富に含む」(加藤さん)という種子島産の洗双糖(せんそうとう)、国産レモンなどを使い、健康と食の安全にこだわる。
現在、角切りリンゴの食感を生かした「ルバーブとリンゴ」と、「和製ブルーベリー」と称される「ナツハゼ」のジャム(以上、600円)の2種を店頭に並べている。今後、「サクランボ」「梅」「桃」「ブドウ」など季節の果物を生かしたジャムを販売していく予定という。
加藤さんは「作業場と売り場を合わせ約15平方メートルのこぢんまりした店内は1人で作業するにはちょうどよい。近隣で外食後に立ち寄ってくれるお客さまとの出会いもあり、街の動きを感じられるようになった。まずは小さく初めて少しずつ大きくしていければ」と話す。
不定休。