
自動車用シートカバーの端材でトートバッグを製造販売する「工房ヌイテック」が8月9日、「秋田ふるさと村」(横手市赤坂)にオープンした。
1976(昭和51)年8月から横手市(旧大森町)でシートカバーの製造を行う「ヌイテックコーポレーション」(本社=東京都青梅市)が、縫製の過程で発生する裁断端材や余剰素材と縫製技術を活用してトートバックを製造販売する。ブランド名は「エヌ・ジェネレート」。「従業員が持つ技術で新たな価値を生み出す」との思いを込めたという。
トートバックは、Lサイズ(1万5,000円)、Mサイズ(1万円)、Sサイズ(1万2,000円)の3種。ミニバック(1,000円)なども製造販売する。一般向け小物づくりワークショップの開催も検討中だという。
井上峰之社長は「環境問題への取り組みの一環として始めたアップサイクル事業。傷が付きにくく、汚れにくい自動車シートの素材は耐久性に優れるため、バッグと相性がいい。横手市の皆さんに商品と併せて当社のことも知ってもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は9時30分~17時。