日本酒好きが集まる飲食店「よこてのわがや」（横手市中央町）で8月11日、秋田県内の工芸作家の展示販売会「なつのうつわ展」が始まった。

秋田県内作家の展示販売会「なつのうつわ展」、通り土間を改装したギャラリースペースでの展示

　「通り土間を改装したギャラリースペースを使い、地域の人と帰省や観光で横手を訪れる人とが交流する機会になれば」と同店の和賀郷（きょう）さんとコーディネーターの新田南海子（なみこ）さんが企画。夏のお酒やお茶席に合う器を集めた。

　出品作家は、陶芸の山田麻紀子さんと成田昌平さん（以上秋田市）、草彅桃江さん（大仙市）、漆芸の夢積工房（美郷町）、ガラス工芸の星耕硝子（大仙市）の5組。

　冷茶に親しむ気軽な「夏の茶席」（16日16時～）や、夏酒と料理を味わう「うつわ作家トーク」（17日18時～）などのイベントも行うほか、旬のスイカを使ったシャーベットやソーダ（以上450円）などの限定メニューも用意する。

　和賀さんは「横手の送り盆まつりも近くで開かれている。秋田の作家と秋田の食事やお酒を合わせ、秋田の風を感じていただければ」と来場を呼びかける。

　開催時間は15時～21時。イベント参加料金は、「夏の茶席」＝1,000円、「うつわ作家トーク」＝4,500円。今月17日まで。