農事組合法人「なるせ加工研究会」(東成瀬村)は12月2日、瓶詰トマトソース「あめこうじ比内地鶏トマトだれ」の販売を道の駅十文字(横手市十文字町海道下)で始めた。
同村産「麗華トマト」や「比内地鶏スープ」、県が開発した麹(こうじ)「あめこうじ」など県産素材にこだわる同商品。「消費者に安全で新鮮な商品を届けたい」と3年以上かけて商品化にこぎ着けた。大量生産は行わず、1回の生産量は約20キロ。同会メンバーの主婦らが手作りする。パスタや稲庭うどんなどに絡めて食べるほか、「鍋に入れてトマト鍋もおすすめ」だという。
11月に鹿角市で開かれた種苗交換会に出品し、「全国農協中央会会長賞」を受賞するなど注目を集める。
同研究会代表理事の谷藤トモ子さんは「夏秋トマトの産地として地域の発展を考え、これまでもさまざまな商品開発に取り組んできた。新規販売先の開拓などにも力を入れ、大切に育てていきたい」と話す。
1本200グラムで680円。箱入り3本セットは2,000円。
「スーパーモールラッキー」(十文字仁井田東)で12月5日、稲庭うどん延寿庵(湯沢市)と共同試食販売会を行う。