横手市交流センター/わいわいぷらざ(横手市駅前町)で3月19日、アマチュア演奏家18組が演奏を披露する「気まぐれ弾き語りコンサート」が開かれた。
20回目。アコースティックギターの弾き語りやゴスペルなど、18組のアマチュア演奏家が30分ほどの持ち時間で演奏を繰り広げた。
東日本大震災支援をきっかけに「大好きな歌を歌うことで被災地から離れた場所からでも貢献できるのでは」と、「ごや」さんの愛称で親しまれる越後谷利秋さんが中心となり、2012年5月から年5回ペースで回を重ねてきた演奏会。会場に募金箱を設置し、震災直後から子ども支援を行う「みやぎびっきこども基金」に寄付を送り続けている。
同基金を運営する「みやぎびっきの会」代表でシンガー・ソングライターのさとう宗幸さんから「この5年が早かったのか遅かったのかは人それぞれに感じ方が違うでしょう。しかし、皆さんの心温まる支援で数々の苦難も乗り切ってくることができた」とのメッセージも届けられた。
越後谷さんは「活動を通して自分自身が元気付けられているように感じる。開催当初はなかなか人も集まらなかったが、次第に1万円、2万円と募金も集まるようになった。自分でできることを探して動き出せば、それだけのものが返ってくる。無理せず楽しく、健康である限り続けていければ」とこれまでの活動を振り返った。