横手市を拠点に活動する団体「清原紅蓮(ぐれん)隊」が3月29日、10周年を迎えた。
横手市と美郷町で平安末期に起きた「後三年合戦」に登場する清原清衡や清原家衡、金売吉次などの武将に扮(ふん)し、2012(平成24)年から地域のPRに取り組む同団体。
現在8人のメンバーが、秋田ふるさと村(横手市赤坂)で定期公演を行っている。このほか、県外で開かれる「武将隊フェスティバル」イベントに出演するなど、これまで300回以上の演舞を披露し、地域のPR活動に取り組んできた。「おもてなし武将隊」として市内に訪れた観光客を楽しませるだけではなく、見応えのある殺陣(たて)も魅力の一つ。東北を中心に熊本県などの武将隊と交流することで、技術に磨きをかけていったという。
同団体代表の平田さんは「ここまで続けることができたのは、応援してもらっている全国各地の皆さまのおかげ。今後も後三年合戦をもっと皆さんに知っていただけるように活動していきたい」と話す。
4月3日は秋田ふるさと村内・工芸展示館で10周年記念演舞を披露する。開催時間は、11時~11時30分、14時~14時30分。入場無料。