カフェ「NSコーヒースタンド」(横手市増田町、TEL 0182-23-9201)が6月10日、開業5周年を迎えた。
介護施設で働いていた中村翔さんと同僚の白澤瑠莉子さんが2017(平成29)年、内蔵の町として知られる同町にある築70年ほどの石蔵を自身で改装し、約43平方メートルの店内1階にカウンター6席、2階にテーブル8席を設けて営業する。
5種類以上のコーヒー豆をそろえて販売するほか、自家焙煎コーヒー(450円)やアイスコーヒー(500円)などのコーヒーや、ランチタイムにはキーマカレーやナポリタンなどの日替わりランチセット(900円~)を提供する。
2年ほど前に飼い始めたビーグル犬「くらのすけ」が看板犬になり、愛犬の散歩のついでに来店する客もいるなど地域住民に親しまれる。中村さんは「当初は観光客の来店を見込んで開業したが想定より少なかったり、コロナ禍によって1カ月ほどランチタイムの休業を余儀なくされたりした反面、地元のお客さまを中心に常連客ができた。休日は女性のお客さまの来店も多い」と5年を振り返る。
「デザートメニューの種類を増やしたり、ペット連れのお客さまに楽しんでいただける仕組みを設けたりするなどしながら、これからも、ゆっくりコーヒーを楽しんでいいただける店づくりができれば」と話す。
営業時間は10時~18時、火曜定休。