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横手駅前エリアの宿泊施設など10施設がリニューアル 観光庁の支援事業を受け

横手市駅前町の「プラザアネックス横手」が新設した「貸し切り風呂」

横手市駅前町の「プラザアネックス横手」が新設した「貸し切り風呂」

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 JR横手駅前エリアで行われていた宿泊施設の改修や廃屋の撤去事業が2月28日に完了し、現在、10施設が続々とリニューアルオープンしている。

「雪」をモチーフに改修した横手市安田の「ホテルクォードインyokote」のロビー

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 観光庁が、観光客の受け入れへ向けて街中の環境整備を進めることを支援する「観光地の再生・地域一体となった高付加価値化事業」の一環。横手市では、横手市観光推進機構(横手市駅前町)が実施主体となり、宿泊施設6施設と観光施設4施設が約4億5千万円の支援を受けた。

 プラザグループ(駅前町)は宿泊3施設をリニューアル。「ホテルプラザアネックス横手」(同)は、これまでパーティールームとして利用していたスペースを貸し切り風呂に改修したほか、ホテル7階のレストランは、鳥海山や市内の夜景を望む窓際の席数を増やすなど店内を改修。ワインサーバーを新たに設けるなどし、ワインの飲み比べ企画などを展開する。「横手プラザホテル」(同)は、宴会場を宿泊部屋に改修するなどして宿泊客の増加を見込む。

 「ホテルクォードインyokote」(安田)は、「雪」がモチーフのデザインにロビーやレストランを改修したり、小宴会や宿泊客のオンライン会議に転用できるよう宴会場に移動式の仕切りを設けたりしたほか、宿泊客の利便性と合わせて業務の効率化を狙いエレベーターを増設した。

 ご当地グルメ・横手やきそばが人気メニューの居酒屋「食い道楽本店」(前郷)は、畳席をテーブル席に改修したり、ローマ字表記の看板を新たに設けたりするなどして、インバウンド需要に対応した。

 同観光推進機構事務局の担当者は「改修自体が目的なのではなく、これからが観光客を迎えるスタート。観光客やビジネス客に満足いただき、リピーターになってもらえるよう、地域が一体となって観光を推進したい」と意気込みをみせる。

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