クラフトビール醸造所「sunao brewery(すなおブルワリー)」(横手市田中町)が2月3日、開業1周年を迎えた。
東京で4年間のブルワリー勤務などを経て、2023年12月に帰郷した津川渚奈於さんが2024年2月、県外の醸造所に委託したクラフトビールなどを提供するタップルームとして開業した同店。昨年12月に酒類醸造免許を取得し、横手市産のホップなどを原料としたクラフトビールの醸造を始めた。
開業1年を迎えた同日、酸味が特徴の「オン・ユア・マーク」、麦芽の風味を押し出した「レブ・ラガー」、「横手産ホップで醸造したビールが横手の日常になるように」との思いを込めたというウィートエールの「デイリー・ライブス・オブ・ヨコテ)」(以上500円~)の3銘柄を発売した。年間1万リットルの醸造を目指す。
現在、全国展開などを目的にクラウドファンディングで資金調達にも取り組む津川さん。「横手ではクラフトビールの認知が低く、知ってもらうところからのスタートだった。来店したお客さまに、多くの種類があるクラフトビールのファンになってもらえたことがうれしかった」と話す。「秋田県産の原料のみで造るビールを目指したい。地元の魅力を一杯のビールに込めることができれば」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~22時(土曜は13時から、日曜は13時~18時)。月曜・火曜定休。