秋田と岩手の両県住民が、綱引きで「県境」を決める恒例イベント「いわて・あきた県境国取り合戦」が今年は中止となった。
2009年から毎年10月に行っている同イベント。国道107号線、横手市山内と岩手県西和賀町の「県境」を綱引き3本勝負で決め、勝者側は県境が50センチ広くなり、県旗を1週間掲げることができる。
同イベント事務局は、岩手県内で開かれた「第71回国民体育大会・希望郷いわて国体」、今月22日から開催される「第16回全国障害者スポーツ大会・希望郷いわて大会」の運営に専念することを中止の理由としている。
秋田側の大将を務める島田実さんは「今年はイベントが行えず残念。3勝4敗と負け越しているが、来年も勝利し対戦成績を五分に持ち込みたい」と話す。
昨年、秋田が勝利したことから決められた現在の県境は、来年まで維持される。