農業関連の展示･販売などを行う総合イベント「秋田県種苗交換会」が10月29日から、湯沢市内各所で開かれている。主催は秋田県農業協同組合中央会。

「種苗交換会」農産物出品展示会場

　「実る大地 豊かな食農 こまちの里で」がキャッチフレーズの同イベント。例年この時期に開き、今年で139回目を迎える。湯沢市で開かれるのは2007年以来9年ぶり、通算12回目。

　主会場の湯沢市総合体育館では、各生産者や加工業者から出品された水稲、野菜、果樹、加工品など1800点以上が並び、「農林水産大臣賞」「秋田県知事賞」など各賞の入賞者も発表された。

　大型のトラクターやコンバイン、小型耕運機、除雪機などが展示される「農業機械化ショー」が開かれている第2会場は、メーカーや販売店など80社以上が出展。飲食や物産販売、苗木販売などの屋台も100組以上が出店している。

　宮城県から来場した阿部重人さんは「専業稲作農家をしている。多様な農機具メーカーが一堂にそろい、見比べることができるのが魅力。そろそろ農業から引退する年齢だが、見ていると欲しくなる」と笑顔で話していた。

　開催時間は9時～16時（最終日は12時まで）。11月4日まで。期間中、80万人の来場を見込んでいる。