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横手の地酒バーで「香道」体験教室 30人が「香の聞き分け」楽しむ

「よこてのわがや」で開かれた香道体験教室

「よこてのわがや」で開かれた香道体験教室

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 地酒バー「よこてのわがや」(横手市中央町)で11月23日、香道の体験教室が開かれた。

「よこてのわがや」、築80年以上という内蔵

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 横手の茶道家・粕谷宗郁さんが、県内で香を体験する機会が無かったことから企画。福島県白河市を拠点に香道の普及に取り組む「志野流香道」の藤田直一さんを講師に招き開いた同教室。

 当日は、秋田県内各地から約30人が参加。築80年以上という同店の内蔵を会場に、藤田さんの手ほどきを受けながら、3種の香木を利き分ける組香「替三徳香」を1時間ほど掛けて体験した。

 藤田さんは「香を『聞く』と表現する香道では、香りそのものを楽しむことが大切。香のリラックス作用に加え、組香をし香を聞き分けることで頭の体操のような効果もある」と解説した。体験後に参加者に手渡した記録紙には、この日使った香木と朝から降り続いた雪になぞらえて「秋くれて山の紅葉は散り果てて横手の街に積もる白雪」と詠んだ歌を添えた。

 粕谷さんは「香道の所作や心得などには茶道にも通じるものがある。今後も横手の四季を感じながら、伝統文化の幽玄な世界に親しむ機会を作っていくことができれば」と話す。

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