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秋田・羽後で舞踏と写真の「鎌鼬の里芸術祭」 シンポジウムやジャズライブ

土方巽と田代の人々(写真集「鎌鼬」より 撮影=細江英公)

土方巽と田代の人々(写真集「鎌鼬」より 撮影=細江英公)

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 「鎌鼬(かまいたち)の里美術館」(雄勝郡羽後町)で9月23日・24日、アートイベント「鎌鼬の里芸術祭」が開かれる。

「鎌鼬の里芸術祭」プログラム

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 1970(昭和45)年に写真家・細江英公が撮影した、舞踏家・土方巽の写真集「鎌鼬」の撮影地となった羽後町田代地区で毎年開いている同イベントは今年で2回目。

 館施設の野外にステージを設け、舞踏家の今貂子さん、福士正一さん、大森政秀さんによる舞踏披露や、土方の著作「病める舞姫」の朗読、渋さ知らズオーケストラによるライブなどを2日間のプログラムで展開する。

 イベント期間中はこのほか、「東北から秋田へ」をテーマに、「アートと芸能、暮らしと自然」「東北学・秋田篇 歴史と民俗」を題材としたシンポジウム、西馬音内盆踊りや仙道番楽、猿倉人形芝居など同町の伝統芸能披露、舞踏ワークショップ参加者によるステージも予定している。

 同イベント事務局の阿部久夫さんは「鎌鼬美術館や山あいの農村風景が残る田代の魅力を発信しようと昨年開いた芸術祭が好評で、今年は2日間の日程で開くことになった。当日は美術館や旧長谷山邸の見学も自由。田代に残る風土の中で日常の生活とは違うものに出合い、新たな魅力に気付いていただければ」と話す。

 開催時間は、23日=13時~19時、24日=11時~17時。入場料は協力金として500円以上。高校生以下無料。同事務局(TEL 090-5833-8893)では事前連絡で湯沢駅から会場までの送迎にも対応する。

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