農林業体験交流施設「沢の子の杜 わか杉」(雄勝郡羽後町)で9月22日、舞踏映画「東北歌舞伎計画Ⅳ」の上映会が開かれる。主催は土方巽の舞踏研究団体「POHRC」。
同団体が9月18日~24日の会期で行っている「舞踏ワークショップ」の一環。
同作は、土方巽が故郷・秋田での記憶を想起しつつ、秋田の風土や民俗をモチーフにした遺作で、1985(昭和60)年にスタジオ200(東京都池袋)での公演を記録したもの。構成・演出と振り付けを土方が行い、舞踏家の芦川羊子が主演を務める。上映時間は約60分。
同作に出演しワークショップの講師を務める舞踏家の正朔(せいさく)さんは「主演した芦川さんの踊りは土方先生の踊りをほうふつとさせる。町並みに生きる人々の姿を描き一般の人にも分かりやすい作品。昔の秋田の様子も感じられるので秋田の人にぜひ楽しんでいただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。入場無料。