「道の駅うご 端縫いの郷(はぬいのさと)」(羽後町)で11月28日、新メニューの「商品モニター試食会」が行われた。
火曜と日曜に限定販売している塩パンやクロワッサンを使った総菜パンなどの試作品を提供した同イベント。
この日は、周辺の近隣市町村から公募で集まった15人の一般消費者が参加した。同施設では今回得た意見を参考に新商品に改良を加え、12月中の販売開始を目指す。
この日用意した商品は、羽後産のゴボウとニンジンを使った「きんぴら塩パンサンド」、秋田牛を甘辛く煮た「すき焼き塩パンサンド」、いぶりがっこのタルタルソースを挟んだ「照り焼きチキン塩パンサンド」、羽後産の五葉豆を砂糖としょうゆで甘辛く味付けした「クルミと五葉豆のデニッシュ」、クロワッサンに人気商品のジェラートを挟んだ「クロジェラ」の5種。
参加者からは「お肉を小さくして食べやすくしてほしい」「羽後の特産ということを分かりやすく伝えてほしい」「タルタルソースは食感が良い。『いぶり感』をもっと出してほしい」などさまざまな意見が寄せられた。
4人グループで参加した羽後高校の生徒は「クロジェラがコーンやカップで食べる時とは違う食感が楽しい。今日は『はさがけ米』のジェラートだったけど違う味も食べてみたい」と話す。
商品開発担当者の伊藤歩美さんは「通常はジェラートの製造をしているが普段から産直コーナーに並ぶ素材を意識して『端縫いの郷』ならではの商品になるよう心掛けている。今回はパンに挟んでちょうど良い濃い目の味付けにしたのでその反応を確かめたい。これから雪も深くなってくるので今回の新商品が冬季の誘客につながれば」と話す。