石坂洋次郎文学記念館(横手市幸町2)は9月11日から、開館30周年記念企画展「原作映画ポスター~映画化された石坂文学」を開く。
横手市で教員生活の傍ら小説を執筆し、「100万人の作家」とも称された人気作家・石坂洋次郎。1933(昭和8)年に「三田文学」に発表した「若い人」が好評を得たことで広く名が知られるようになり、1937(昭和12)年の「若い人」を皮切りに1988年の「青い山脈’88」まで、作品80本が映画化されるなど、日本映画の発展にも大きく貢献した。
同展では、当時の貴重なポスター10数枚や原作の図書資料など展示する。
同館解説員の石川愛子さんは「図書と併せてポスターを見ていただければ、石坂洋次郎の映画を見たことがない人でも楽しめる内容。多くの皆さんに来館いただければ」と呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分。入館料は100円(中学生以下無料)。11月25日まで(10月14日・15日は休館)。