さかえ館(横手市大屋新町)で9月29日、郷土菓子「みそっこ」など地域の伝統食をテーマにした講習会とワークショップが開かれた。地域活性化活動に取り組む「よこラボプロジェクト実行委員会」が主催。
秋田県南部地域で食べられてきた郷土のお菓子「みそっこ」。「花みそ」「ゆべし」とも呼ばれ、もち粉と砂糖、小豆を1杯ずつ入れて作ることから「三杯もち」「三杯みそ」とも呼ばれる。材料を混ぜ合わせた様子がみそのように見えるが、みそは使わない。
講習会とワークショップは親子連れなど約40人が参加して開かれた。横手市内の伝統食について、菅妙子さんが郷土料理の写真を示しながら原料を当てるゲームなどを盛り込んだ講習を行ったほか、佐藤イチ子さんが講師を務め、カボチャや梅、クルミなどを使ってアレンジした「みそっこ」の調理実習を行った。
実行委員会の永須巧さんは「たくさんの皆さんに楽しく郷土料理に触れてもらえてよかった」と振り返る。講師の佐藤さんは「みそっこは簡単に作れることを知ってもらえたと思う。家庭でも作ってもらえれば」と話す。
実行委員会は11月11日、「みそっこ」をアレンジしたアイデアを競うコンテストをスーパーモールラッキー(横手市十文字)で開催予定。アイデアの申し込みは10月20日まで。