横手市の伝統行事「かまくら」が2月15日、横手市の羽黒町や二葉町など5カ所をメーン会場に開かれるのを前に、かまくらの補修作業が急ピッチで行われている。
前日の市内の最高気温は9度。14日、季節外れの雨まじりの天候だったことから、市内各所に建設された100基のかまくらや雪像が溶け出すなど大きなダメージを受けた。現在、「かまくら職人」が総出でかまくらの補修作業に当たっている。
会場の一つである「光明寺児童公園」で作業中のかまくら職人は「8時から補修作業をしているが、これだけ大掛かりな補修作業は初めて。この時期に雨が降った記憶はない。昨夜からの雪がありがたい」と話す。
横手市観光協会の担当者は「今夜が行事本番。早朝から雪を会場に運び込むなどして補修している。美しいかまくらでお客さまを出迎えられれば」と話す。
開催期間は2月15日~16日。17日には雪まつりのフィナーレと「梵天(ぼんてん)まつり」を開催予定。