羽後町出身で同町の観光大使も務めるプロレスラーの郡司歩選手が3月6日、凱旋試合を羽後町総合体育館(羽後町西馬音内)で行う。
高校のハンドボール部で2年連続国体選抜選手として活躍した経歴を持つ郡司選手。秋田県大館市出身のプロレスラー・ディック東郷選手に憧れ、2009年7月、「みちのくプロレス」(岩手県)に入門。2年6カ月という同団体としては最長の練習生期間を経てデビューした苦労人。身長173センチ、体重76キロとプロレスラーとしては小柄ながら、「スナイパー」「秋田のマタギ」などの愛称で親しまれる。
羽後町商工会青年部が「羽後町の若い力で地元を元気にするきっかけに」と昨年、「すげーな祭り」と銘打ち初めての凱旋試合を開いた。
メーンイベントで「ザ・グレートサスケ」選手とのシングルマッチを自ら志願した郡司選手は「夢とやる気があれば何でもできる。私が戦う姿を見て、羽後町の若者は『すげーんだ』ということを、これからの町を背負って立つ若い皆さんに伝えられれば」と意気込みを見せる。
入場料は3,200円(前売り、同町民・町内在勤者は1,600円)。問い合わせは同商工会青年部(TEL 0183-62-1157)まで。
小学生以下の子どもを対象に、試合で使うリング上でトレーニングやロープワークなどが体験できる「ちびっこプロレス教室」も開く。