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秋田・羽後町に古民家再生ワインバー 解体予定物件をリノベーション

「蔵しこ」の開業へ向け準備中の後藤裕樹さん

「蔵しこ」の開業へ向け準備中の後藤裕樹さん

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 羽後町西馬音内(にしもない)の本町通りで現在、内蔵や味噌蔵を備える築120年の古民家再生したワインバー「蔵しこ」の開業へ向けた改修工事が進められている。

「蔵しこ」改修工事前の古民家

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 「西馬音内盆踊り」が全国的に知られる同町で盆踊り会場に面する同物件。昨年春、同物件の解体が検討されていたところ、同町の建設会社の後藤裕樹社長が、「貴重な古民家を西馬音内からなくすことは惜しい」と買い取りを決めた。

 リノベーション物件として貸し出しすることも検討したが、「理想の場所を」と自社でワインバーの開業を決めた。

 購入費用も含めた物件の総工費は約3,600万円。資金の一部をクラウドファンディングで募集ところ、約360万円の資金が集まった。

 「周囲の期待の大きさも感じている」と後藤さん。「前オーナーや物件との出会いも含め多くのチャンスに巡り会えたことで事業を進めることができている。飲食業には不慣れだが、地元だけではなく周辺地域からも人が集まるような場所にできれば」と意気込みを見せる。

 8月の開業を予定する。

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