市民有志で作る「灯（あか）り点（とも）し隊」と横手市観光協会（横手市中央町）が現在、自宅前などに「かまくら」を作ることを呼び掛けている。

ロウソクを無料配布するかまくら館

　横手市の小正月行事「かまくら」の観光行事が2年連続で中止になったことを受け、「一戸一かまくら」と題して、地域の伝統行事として自宅や事業所前にかまくらを設け2月15日18時に一斉にロウソクをともすことを昨年に続き企画した。

　同団体隊長の和泉慎太郎さんは「かつては、家庭ごとに一つのかまくらを作っていた。ミニかまくらでもいいので皆さんで作り、同じ時間に明かりをともしてほしい」と話す。

　昨年はかまくらに必要なロウソクを市内の幼稚園、小学校、中学校に配布したが、今年はJR横手駅改札前と横手駅東西ラウンジ（駅前町）で9時～18時、かまくら館サンルーム（中央町）で平日9時～17時に、約8000個のロウソクを無料配布する。