横手市内の高校に通う女子高校生2人が現在、特産品を使うスイーツなどを提供するカフェの開業へ向け準備を進めている。
横手市の女子高校生が開業予定のカフェ「SucRe(シュクル)」で提供するスイーツ
カフェの開業準備を進めているのは、清陵学院高校(横手市大沢)に通う2年生の佐々木桃弥さんと小坂涼音さん。学習塾やゲストハウスとして営業するカフェハンモック(婦気)の1階スペースを借り受けて、4月の開業を目指す。
これまでに10種類以上のメニューを考案したほか、コーヒーのいれ方を学ぶなど1年前から準備を進めてきた。
佐々木さんは「たくさんの人に協力してもらっている。準備は大変だが、スイーツを作ることが大好きなので、お客さんに喜んでもらえるようなメニューをもっと考案したい」と意欲を見せる。小坂さんは「人前で話すのが苦手だったが、開業へ向けて多くのことを学んでいる。おいしいコーヒーを提供できれば」と話す。
学習塾などを経営する傍ら2人の活動をサポートする奥真由美さんは「2人の熱意に驚いている。経営を学ぶだけではなく、2人の取り組みに協力する市民との交流なども2人の成長につながっているのでは」と話す。
現在、クラウドファンディングで資金調達にも取り組んでいる。