横手の伝統行事「かまくら」を出張展示する「出前かまくら」が12月9日~11日、台湾のアート・イベント施設「華山1914文化創意産業園区」(台北市)で開かれた観光PRイベント、「日本東北遊楽日だいすきとうほく」でかまくらを製作・披露した。
「日本東北遊楽日2016だいすきとうほく」でかまくら作りをする職人と見守る観客
2001年に横手市が始めた「出前かまくら」。これまで県内外50カ所以上に「かまくら職人」が出張し「かまくら」を製作している。海外への「出前かまくら」は、韓国ソウル市(2010年)での展示に次ぎ2回目。
「東日本大震災へ台湾から届けられた支援に感謝の気持ちを伝えよう」と日本政府観光局などが2014年から開く同イベントに、横手市観光連盟として初参加。人工降雪機を使い、同市から派遣された職員4人が、4基のかまくらを作り「雪国よこて」をPRした。
同市観光おもてなし課の越後谷利秋さんは「3日間で11.5万人の来場者があり、かまくらも行列が絶えないほど好評だったと聞いている。2月に雪まつり本番を控えているので、本物の雪とかまくらを体験しに横手へ来ていただければ」と話す。