サントリー美術館(東京都港区)所蔵の美術品51点を展示する特別展が7月16日、秋田県立近代美術館(横手市赤坂)で始まった。横手経済新聞などが後援。
秋田県立近代美術館(横手市)で行われた「サントリー美術館名品展」開会記念式典の様子
秋田朝日放送の開局30周年を記念して開く企画展。「美を結ぶ。美をひらく。」とのコンセプトの下、「華やかな暮らしと遊び」「吉祥を呼ぶ・文様の美」「物語と季節」「輝きのかたち」の4つテーマを設けて、秋田にゆかりの深い国の重要文化財「佐竹本・三十六歌仙絵 源順」や、池大雅や円山応挙など江戸時代に活躍した絵師の作品のほか、フランスのエミール・ガレ作のガラス工芸品など、同美術館が所蔵する約3000点の美術品の中から、前後期合わせて51点を展示する。
同展を担当する近代美術館学芸員の秋田達也さんは「古美術の繊細さは、実物を見ることでしか分からないすごさがある。鑑賞する機会の少ない特別な美術品を鑑賞いただければ」と来館を呼びかける。
営業時間は9時30分~17時。入館料は1,300円(高校・大学生は1,000円)。中学生以下無料。9月11日まで(8月17日は休館)。
サントリー美術館学芸部長の石井佳也さんの記念講演と近代美術館学芸員のギャラリートークを開く。開催日時は、ギャラリートーク=7月23日・8月28日の14時~14時30分。記念公演=7月31日13時30分~15時。問い合わせは同美術館学芸班(TEL 0182-33-8855)まで。