横手市内の高校6校の美術部の合同展が2月5日、横手市交流センター・わいわいプラザ(横手市駅前町)で始まった。
女子美術大学(神奈川県相模原市)教授の澁谷克彦さんが選んだ特別賞2作品
美術部の相互研鑽を図ることなどを目的に、秋田県高等学校文化連盟美術工芸部会(秋田市)が開く美術展。
作品を出展するのは、横手高校(睦成鶴谷地)、横手城南高校(根岸町)、横手清陵学院高校(大沢前田)、平成高校(平鹿町上吉田)、増田高校(増田町増田)、雄物川高校(雄物川町今宿猯袋)の6校の美術部の生徒42人。水彩画やアクリル画、鉛筆画など45点の力作を展示する。
女子美術大学(神奈川県相模原市)教授の澁谷克彦さんを審査員に招いた展示会初日。澁谷さんが2点、各高校の美術部顧問が13点の優秀作品を選んだほか、生徒も投票で16点の作品を選んだ。
色の使い方や思いを表現するための技術など、澁谷さんが生徒一人一人に行うアドバイスに、生徒は真剣な表情で耳を傾けた。
澁谷さんは「高校生も大人も、面白いと思うことや表現したいことは似ているところがあるが、表現を唯一のものにするためのポイントなどを知ることが必要。少しでも生徒に伝えることができたのでは」と振り返る。
参加した増田高校2年の女子生徒は「入学してから校外に発表する機会がなく、今回が初めて経験する展示会。自分が書かないような作風の他校生徒の作品を見ることができてうれしい」と話す。
公開時間は9時~22時(最終日のみ15時まで)。入場無料。展示は2月8日まで。