羽後町のクラフトビール醸造所と横手市の酒造会社の共同開発クラフトビール「白麹甘酒saison(セゾン)」が3月13日、発売された。
羽後町のクラフトビール醸造所が横手市の酒蔵と共同開発した「白麹甘酒saison(セゾン)」
クラフトビール醸造所「羽後麦酒」(羽後町西馬音内)の鈴木隆弘社長が、麹を使うクラフトビールの開発へ向けて模索する中、酒造会社「大納川」(横手市大森町)に打診したところ、同社の田中文吾社長が快諾。2022年4月に開発プロジェクトを立ち上げた。
秋田美桜酵母と横手産ホップに加え、焼酎の製造に使われることの多い微生物の米麹「白麹菌」で作る甘酒などを原料に、秋田県総合食品研究センター(秋田市)の協力を得るなどしながら、「やわらかい酸味と麹の旨味、酵母の華やかな香り」が特徴のクラフトビールに仕上げた。
商品名は、冬から春先にかけて仕込まれるベルギー南部のワロン地方発祥のビールのスタイルから。
鈴木社長は「念願だった地元の酒蔵との共同開発が実現した。少量生産だが、皆さんに味わってもらえれば」と話す。
価格は700円。羽後麦酒のホームページと同社商品の取扱店で300本限定販売する。