秋田県内の菊の愛好家による展示会「よこて菊まつり」が10月28日から、秋田ふるさと村(横手市赤坂)の彫刻広場で開かれる。
秋の風物として、1969(昭和44)年から市民に親しまれるイベントは、今年で55回目。花弁が花の中心に向かって盛り上がるように開くのが特徴の直径18センチメートル以上の大菊「厚物」や、細い管弁が放射状に伸び、傘を広げたように咲くのが特徴の「管物」、平たい花弁が一重に並ぶのが特徴で御紋章菊とも呼ばれる「一文字」など、菊の愛好家ら約50人が育てた1000鉢ほどを展示する。
「横手菊の会」のメンバーが、菊の育て方や仕立て方などの相談に応じるブースを設ける。
イベントを主催する横手市観光協会(中央町)の高橋信行さんは「今年は、記録的な猛暑のため育成に苦労しながらも、愛好家の皆さんが丹精込めて作った菊。今年も一堂に展示するので、足を運んでもらえれば」と呼びかける。
開催時間は9時30分~17時。入場無料。11月6日まで。