秋田県内クラフトブルワリー4社が横手市産ホップを使って開発したクラフトビールの新商品が10月14日、横手市内で開催される「YOKOTE発酵FES」でお披露目される。
石川清和横手市副市長や各ブルワリー醸造担当者らが秋田市内で行った記者会見の参加者
秋田あくらビール(秋田市大町)、羽後麦酒(羽後町西馬音内)、湖畔の杜ビール(仙北市田沢湖)、田沢湖ビール(同)の4社が、横手産ホップ「IBUKI」を使った商品をそれぞれ初めて醸造した。
2017年に市町村別でホップの生産量日本一となった横手産ホップを使った地域活性などを目的に活動する「よこてホッププロジェクト」が、企画した。横手市産のホップを99.9%買い取るビール大手「キリン」(東京都中野区)がホップを提供する。
10月12日、エリアなかいち(秋田市中通1)で開かれた「秋田オクトーバーフェスト2018」会場で、各ブルワリーの醸造担当者らのほか、石川清和横手市副市長やホップ農家の土田章之さんも参加して商品発表会見を行った。
同プロジェクト代表の首藤郷さんは「横手産ホップでビールを作る夢がかなった思い。ブルワリーそれぞれが、横手産ホップの特徴を引き出したクラフトビールに仕上げた。各社の商品の飲み比べを楽しんでもらえれば」と話す。
湖畔の杜ビール専務の金澤義孝さんは「地域や関係者の皆さんが一丸となって活性化のために活動していることに感銘を受けて賛同した。県内クラフトブルワリー4社が思いを一つにして実現できた」と話す。
「YOKOTE発酵FES」で4社銘柄にキリンの商品を加えた5種飲み比べセット(1,000円)を提供するほか、「秋田オクトーバーフェスト2018」や各ブルワリー直営レストランなどで提供する。