平成高校(手市平鹿町上吉田)で12月8日、生徒が講師を務める市民向け年賀状講習会が開かれた。
テーマ別に班ごとに分かれて行う「課題研究」の授業の一環。地域とのつながりを深め、地域に貢献しようとする人材育成を図ることを目的に取り組む。
8年目を数える今年は、総合ビジネス科3年の生徒9人が講師となり、地元の小学生から高齢者まで13人に文書作成ソフト「Microsoft Word」の使い方を教えるなどしながら、年賀状を作成した。
「子どもがパソコンに興味があり参加した。楽しそうに集中して作業をしていた様子がうれしかった」と小学3年生の長男と参加した近千穂さん。
総合ビジネス科主任の照井雅孝教諭は「生徒たちにとっても幅広い年齢層の方々と話すことができる機会。伝えることの難しさと併せて、達成感を感じたのでは」と話していた。