十文字第一小学校(横手市十文字町)に通う児童が制作した企業ポスターが現在、横手駅など8カ所に展示されている。
同校が昨年から取り組む地域活性化事業「未来へJ」プロジェクトの一環。2年目となる今年は、6年生69人が8グループに分かれ、昨年7月に地元企業など8団体で職場体験を行い、「気概」をテーマにポスターを制作した。現在、十文字駅や十文字道の駅、町内の会社などに展示する。
ポスター制作のほか、同町の菓子製造会社「蕗月堂」や福祉事業団体「アヴェク・トワ」と連携し、ブドウを使った饅頭「十文字物語」の製造販売を手伝うなど、児童らが「大人になる学び」に取り組む。
同校の赤川太校長は「子どもは地域の宝。地域の皆さんの協力に感謝している。地元企業の皆さんにも、子どもたちの活動を通じて、企業間の連携などにつなげてもらえればうれしい」と話す。