ドキュメンタリー映画「みちのく秋田・赤い靴の女の子」の撮影が7月27日、横手教会(秋田県横手市本町)で行われた。
明治時代、数奇な生い立ちから生みの親と暮らすことができなかった金子ハツと、義母になったアメリカ人宣教師のミス・カラ・ハリソンが渡米して暮らした実話を、横手市出身の放送作家 石谷洋子さんが脚本・監督を務め、5月から県内で撮影を行っている。
撮影当日、ハツの義父役として俳優の渡辺佑太朗さんや、ミス・カラ・ハリソン役のアナンダ・ジェイコブズさんらキャストのほか、地元エキストラ11人が教会で礼拝するシーンを撮影した。
プロデューサーの大山雅義さんは「秋田市の明徳館に置かれている赤い靴の像を見て、金子ハツさんの物語をもっと多くの人に知ってもらいたいと思い企画したという。秋田県にゆかりのある人や地元の皆さんの協力をいただきながら撮影を進めている。家族愛・夫婦愛・無償の愛をストーリーに込めている。皆さんに何かを感じていただければうれしい」とも。
2020年3月公開予定。