横手市増田まんが美術館(横手市増田町増田)を詳しく知るための講座が1月29日、同美術館で開かれた。
1995(平成7)年に開館し、国内では珍しい本格的な漫画専門美術館として、国内外から多くの漫画ファンが訪れる同美術館。「文化庁博物館等を中核としたクラスター事業」の一環として、横手市と横手市観光推進機構(駅前町)が企画した。
同美術館の大石卓館長が講師を務め、観光業などの関係者ら市民約30人が参加して開かれた当日。美術館の取り組みや、漫画の原画の保存作業などについて、座学と館内を回りながら紹介。現在開催中の、昨年11月に亡くなった漫画家・矢口高雄さんの追悼展について、参加者の質問を受けながら解説した。
講座に参加した女性は「何度も来ている美術館だが、知らないことがたくさんあり興味深かった。友人を美術館に連れてきたときに、学んだことを伝えられれば」と振り返った。