雪中貯蔵「春待ちリンゴ」の掘り出し作業が3月12日、「小松谷りんご園」(横手市増田町亀田)で行われた。
雪の中に貯蔵することで熟成し、鮮度を保ちながら甘さが増すとされるリンゴ。雪を活用した特産品として、同果樹園とギフト専門店「アクアス」(条里)、横手市物産団体連絡協議会(駅前町)の3者が連携して取り組む。
今年は、関係者10人ほどが見守る中、11月に収穫して貯蔵した「ふじ」1トンを掘り出した。作業後、冷蔵保存リンゴと食べ比べるなどし、雪中貯蔵の出来を確認した。
同果樹園の小松谷正樹さんは「豪雪地帯のイメージが強い横手市。雪を活用しながらリンゴのPRにつなげられるよう続けていきたい」と話す。
掘り出したリンゴは、横手市の「ふるさと納税」返礼品として扱う予定。