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横手の小学校で「ホップ」のグリーンカーテン キリンなど協働で

地元農家と一緒にホップの苗を植える大雄小学校の児童

地元農家と一緒にホップの苗を植える大雄小学校の児童

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 横手市の大雄小学校(横手市大雄)で4月24日、「横手産ホップでグリーンカーテンを造ろう!」が開かれ、4年生から6年生の児童約100人が参加した。

地元で育ったアスパラガスとみそを試食する大雄小学校の児童

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 キリン(東京都中野区)の社会貢献活動「WHAT'S JAPAN HOP PROJECT」の一環。国産ホップの7割を使う同社が、ホップを通じて地域活性の推進などを目指す。同市のホップ生産の中心地・大雄地域で、同市農林部や大雄ホップ農業協同組合などと協働で初めて開いた。

 当日、同市がホップ生産量全国2位であることや、ホップは夏にかけてツルが7メートルにも伸びることなどを学んだ児童は、職員室前の花壇に移動しホップ生産農家から苗の植え方や育て方などの指導を受け、グループに分かれて10株のホップ苗を植えた。

 この日植えたホップは、10日ほどで発芽し多いときには1日に20センチ以上もツルを伸ばしながら、7月には日よけのグリーンカーテンになる。8月にはホップの「まり花」が収穫される予定。

 児童たちは、「こうじ」を通常の3倍使った同市産の米みそのほか、豆みそ・麦みそをアスパラガスに付けて食べ比べたりしながら、同市の発酵文化や農業についても学んだ。

 植え付け作業を終えた児童たちは「ホップの苗がこんなに大きいと思わなかった」「大切に育ててホップの成長を観察したい」と笑顔を見せていた。

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